埼玉大学特別教育プログラム

Global Youth(GY)プログラム    

卒業生の声


  






加藤 みつき  (GY5期生・経済学部経済学科卒

就職先:株式会社ゼネラルパートナーズ

 
-きっかけは途上国。事業を通じた社会課題解決を目指す-

ゼネラルパートナーズは「誰もが自分らしくワクワクする人生」をビジョンに掲げ、「社会問題を解決する」「不自由を解消する事業を通じて、今までにない価値と機会を切り拓く」ために事業を展開しています。障害者の就職・転職を支援する人材紹介事業に民間で初めて着手した会社です。私は世界のどこにおいても、人々の抱える悩みや不便を、持続性のあるビジネスで解決する・解決のために貢献できる人になりたい」と考え、現職に入社しました。こうした考えを持つに至ったのは、GYプログラムを通じた学びが大きく影響しています。GYプログラムを通じてボランティアインターンを実施させていただいた、v-shesh(インドの民間企業)での経験を通じて問題の原因や実態の把握のために深く考える必要性を学んだとともに、v-sheshの共同設立者の方とのお話を通じ、社会問題は今自分がいる場所にも沢山あるということに気付くことが出来ました。また、先生方の講義を通じても、見聞きしたことをそのまま鵜呑みにせず、自分の頭で考えることの大切さを学びました。仕事を通じて、初めて知った社会問題がありますが、問題を見過ごさず、原因・構造をしっかり捉え、よりよい未来のために動くことを大切に、試行錯誤しながら私も社会に貢献していきたいと考えています。

 

 


            
 
土屋 健太 (GY5期生・教養学部卒)

進学先:東京大学公共政策大学院公共管理コース
就職先:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構


-未知の世界へ一歩踏み出す勇気を

 
私にとってGYプログラムが何であるかを一言で表せば、「未知の世界へ一歩踏み出す勇気」を授けてくれたものだと思っています。プログラム開始早々に始まるハイレベルな英語講義、右も左も分からない中での海外留学、初めて訪れる国でのインターンシップ経験等、今振り返っても非常に刺激的な日々でしたが、自分独りでは到底やり抜く事が出来なかった事でしょう。しかしながら、GYプログラムの先生達やOB・OGの方々、何より志を同じくする同期の存在が、困難に直面した際の支えとなり、無事にプログラムを修了することができました。
今この文章を読んでいる皆さんは、埼玉大学への進学を考えている高校生、あるいは国際開発に関心を持つ埼玉大学の1年生が多いのではないかと思います。皆さんを取り巻く環境が大きく変動する中、これから始まる大学生活や、将来に進む道の選択等、未知の世界に対する不安がある人もいるかもしれません。そんな皆さんに伝えたいことは、上手くいかないかもしれない、失敗するかもしれないと思い諦めてしまうことは、とても勿体無いということです。面白そう、やってみたいと少しでも思えるものがあるのならば、まずは一歩、踏み出してみて下さい。最初の一歩は最も勇気が要りますが、同時に、最も成長に繋がります。GYプログラムは、きっとその勇気を後押ししてくれるはずです。




  


                         

 

  







小嶋 早智 (GY5期生・教養学部アメリカ研究専攻卒)
進学先:一橋大学社会学研究科 総合社会科学専攻 社会史アメリカ
就職先:公益財団法人 日本財団

 
GYプログラムを知ったきっかけは、大学入学前に届く様々な書類と一緒に入っていたプログラム紹介のチラシでした。留学や海外インターンシップなど、憧れていたことや挑戦してみたかったことがぎゅっとつまっていて、ぜひ参加してみたいと思ったのを覚えています。一方で、当時英語を全く話せなかった私は、このプログラムをこなせるのだろうかと不安に思う気持ちもあり、しばらく応募をすべきかどうか悩んでいました。今振り返ると、あの時勇気を出して応募し、本当によかったと心から思います。
留学先では様々な分野の授業を取っていましたが、特に印象に残っているのは春休み中に課外活動として参加した、LAでの困窮者支援のボランティアプログラムです。先進国内の貧困・格差や非営利業界についてさらに知りたい、考えたいと思うようになり、大学院進学や現在の就職先を選ぶきっかけとなった出来事でした。
GYプログラムでは、他にも海外インターンシップや様々な必修科目の受講等を通し、視野を広げられるほか、何より仲間の存在が非常に大きいと思います。留学前の厳しい英語の授業を一緒に励まし合いながら頑張ったり、講義の課題に取り組んだり、切磋琢磨し合える仲間と出会えたことはとても幸運でした。
今こうだからと自分の可能性を狭めずに、興味があればぜひチャレンジしてみてください!

 

 


            
 
千葉悠悟 (GY5期生・工学部電気電子システム工学科卒)

進学先:東京大学公共政策大学院公共管理コース
就職先:オートリブ株式会社


私は埼玉大学を卒業した後、オートリブという会社に入社しました。自動車安全部品の会社です。自動車業界は自動運転化/電動化のように変革期にあります。私は、「より多くの命を守る」というビジョンのもと、世界中の拠点と交流しながら自動車安全部品の開発設計活動を行っています。今の私の生活にはGYを通して学んだことが多く生きていると感じているので、それについて少し話します。
<GY生活が社会人生活に生きていること>
1. 大学2年次の海外留学
約1年間アーカンソー州立大学に留学しました。サッカー部に所属し、ひたすら朝練と筋トレと一日5食とパーティーと勉強をループする生活を送ることで身につけたどこにでも飛び込む積極性は、社会人生活でも多くの人との関わりの中で生きていると感じます。
2. 海外からの留学生との交流
大学3年次以降は毎週末日本人と留学生の交流会を開催していました。英語は日本にいながら身につけた面も大きいと感じています。外国人との会話に苦手意識を持つ人も多い中で、言語の面でも関わり方の面でも経験を多く積み、何よりなんでも話せる友人が多くできたことは自分の財産となっています。
3. 多方面の活動への参加
アルバイト、ドラマワークショップ(英語劇)、講義、研究を同時に行っていた4年時は大学生活の集大成という感じでした。特に英語劇はGYを通して関わりを持つことができた英語の先生の推薦で劇に参加し、1.5時間の映画のセリフを暗記し、本番1回きりのステージで話すという緊張感に心が何度も折れそうになりました。社会人として仕事でプレッシャーを感じる場面は多々ありますが、その成功体験のおかげで、プレッシャーと忙しさの中でも多くのことを楽しむことができていると感じています。また、GYの講義では、課題に対しての自分の意見を発表し、周囲の学生たちと議論を行うことが多かったです。これを通して、自分の意見を発信することへの抵抗感をなくし、臆せず議論を行う力を得ました。これは専攻である工学部の講義を受けているだけでは得られない経験でした。

振り返るとこれら全ての経験が、1年時に感じた大学生活への虚無感から脱するべく応募したGYプログラムから始まりました。明確な目標がある方はもちろん、少しでも大学生活を充実させたい方の手段の一つとしても、GYは挑戦する価値のあるものと私は考えます。

<参考>
-Autoliv Japanホームページ
https://www.autoliv.jp/
-Autoliv Global ホームページ
https://www.autoliv.com/





            

             
                    

卒業生の声は随時掲載していきます!

▲ページトップへ

Copyright (C) 埼玉大学 国際開発教育研究センター All Rights Reserved.